【はじめに】
感謝・誇り・挑戦
~想いの強さと一歩踏み出す勇気~
1949年、日本の青年会議所は戦後の焼け野原から「新日本の再建は我々青年の責務である」という高い志と使命感のもと運動が始まりました。その後、青年会議所の運動は瞬く間に日本全国に拡がり、1963年に日本で252番目のLOMとして伊丹青年会議所が誕生しました。そして、本年伊丹青年会議所は創立55周年を迎えます。今、我々が日々JC運動ができるのも、これまで長きに渡り先輩諸兄が繋いでこられた創始の精神や、市民・行政・企業・各種団体の方々と伊丹青年会議所との絆の賜物です。第55代理事長を仰せつかるにあたりここに改めて、感謝と敬意を表し、所信を申し上げます。
私は2010年10月に伊丹JCに入会しました。入会前は仕事上の方との関わりばかりで、視野が狭く、目先のことばかり考えていました。しかし、伊丹JCに入会し、素晴らしい諸先輩方、そしてメンバーと切磋琢磨する中で、沢山の学びと気付きがありました。また、様々な外部団体への出向における経験や市民の方々との触れ合いの中で、市民としての意識の強さ、そしてまちを愛する気持ちが高まってきました。それはまさにJC活動を通して自分の意識が変わったといっても過言ではありません。JC運動は市民の意識を変えることと言われます。しかし、「誰もが世界を変えたいと思うが、誰も自分自身を変えようとは思わない」というロシアの思想家トルストイの言葉にあるように、自らを変えられないものに相手もまちも変えられることはできません。 まずは、「相手を変える前に自らを変える」「自らが炎のように熱く燃え、周りを照らし、そして想いという熱をまちに伝播していく」「一人ひとりが高い志と熱い想いを胸に行動を起こす」そのような行動が、地域の明るい未来の糧となり、そしてまちを変える一歩へと繋がります。
【成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないこと】
刻々と移り変わる時代の中で、現状に甘んじるのではなく、未来を切り拓く情熱と気概を持ち、今を生きるJAYCEEとして、自らの成長とまちづくりのために挑戦を続けていくことが、何よりも必要です。失敗を恐れていては、何も始まりません。55年の伝統に感謝と誇りを持ち、伊丹の未来のために挑戦して参ります。