- 2012-12-27 (木) 13:20
戦後、荒廃の中、立ち上がった若き青年たちは「新日本の再建は我々青年の使命である」と高らかに宣言された志が今もなお我々の運動の指針となって生き続けている。
1963年8月31日、社団法人伊丹青年会議所(以下伊丹JC)は45名のメンバーが地元で発会式を開催し、日本で252番目の青年会議所としてスタートしました。そして本年度、伊丹JCは、創立50周年という節目の年を迎えることができました。これもひとえに、創立以来の先輩諸氏の高い志に基づいた運動の積み重ねが今日の礎となったものであり、ここに改めて、感謝と敬意を表す次第でございます。
経済大国日本は過去の栄光となり、総合的に見ても日本の国力が落ち込んでいる中、国難というべき未曾有の被害をもたらした東日本大震災。被災の爪痕は未だに癒えることがなく、長引く先行き不透明な社会経済情勢なども相まって、私たちを取り巻く環境は依然として厳しい状況であります。
しかし私たちは、この国難に立ち向かっていかなければなりません。そして今までの常識が当てはまらない新たな課題が顕在化する一方で、環境問題や少子高齢化など、従来から認識されていた課題についても、本格的な取り組みが必要な差し迫った状況となっています。今、そうした様々な難題が同時期に重なるまさに時代の大転換期にあり、まちづくりにおいても従来の発想や考え方を変革し、創造しなければなりません。
青年会議所は、「機に臨み変に応ず」混沌とした時代にこそ、明るい豊かな社会を創造しなければなりません。「個人の修練・社会への奉仕・世界との友情」の三信条を基礎に社会と人財の開発を行い確かな時代を築きます。
私たち伊丹JCはこれからも先輩諸氏の高い志を継承し、情熱を持って果敢に挑戦していきます。伊丹JCと地域が手を取り合い、いち早く成長、進化の軌道に乗り、発展を続けることが、日本全体の活力を取り戻すことにつながります。