◆スローガン
“夢 プラス+ 挑戦 イコール= 変革
━JCはまちのLead‐offman━"
◆所信
社団法人伊丹青年会議所は1963年に全国で252番目のロムとして認承を受けて以来、本年度創立40周年という節目の年を迎えることとなりました。
創立以来諸先輩方の高い志に基づいた運動の積み重ねが今日の礎となり、現在の伊丹JCの確固たる地位を確立しているところだと感謝と敬意を表す次第でございます。
新しい世紀を迎え、2年が経過しましたが、日本は出口の見えないトンネルから中々脱出できずにもがいており、人々の間にも閉塞感が漂い殺伐とした空気が充満している様に思われます。この様な社会背景のなかで様々な弊害が生じ、問題となって噴出しているのが現在の日本の状況ではないでしょうか。
心の豊かさの時代が叫ばれて久しいですが、この現状下では人々は真の心の豊かさを手に入れるためには程遠い状態にあるといわざるをえません。この様な社会状況を打破する為に我々青年会議所は「出口の見えないトンネルに明かりを照らし脱出できるよう」率先した行動をしなければならないと考えます。
夢の持てる未来へ
今、皆さんは未来に対して夢を持っているでしょうか?夢はエネルギーの源であり、それがない人間や社会は活力を失い、決して輝くことはできません。しかし近年、目先の事に追われ、我々は夢を語ることを忘れてしまっているように思います。私は皆さんと共に輝く素晴らしいひと・まち・国・地球を創造する為に夢を持ち、語り合い、活気ある活き活きとした時代を構築していきたいと考えます。最近子ども達が夢を持たないとよく言われますが、これは大人社会の歪みが子ども達に映し出されているからではないでしょうか。言うまでもなく、子ども達は未来を創る世代です。その子ども達が夢を持てる社会にできるよう皆さんと協力していきたいと思います。
その為には先ず、我々大人が夢を持つべきではないでしょうか。現状に対して満足するのではなく、疑問を持ち、こうあるべきだと感じた時に、諸々の思いが夢へと昇華していくことでしょう。その夢を集め、形にし、そのエネルギーを基に行動することが「明るい豊かな社会」を築く第一歩であり、様々な問題の解決に繋がる事だと思います。
JCの運動の二本柱である"ひとづくり"や"まちづくり"の原点となるのはひととまちの「夢づくり」なのです。ひとりの夢がまちを変え、まちの夢が国を変え、国の夢が地球を変える原動力となっていくと確信します。
チャレンジスピリット
現在、総てを他人にまかせる考えが拡がっている様に思います。自分がやらなくても誰かがやってくれるといった、他力本願的な考え方では一個人の成長だけでなく社会の進歩も期待できません。今、私達は自分を見つめ直す時期に来ているのです。
現在、日本は世界有数の経済力を誇り、自由と公正を保障された国家であることをあたかも当然のことの様に考えがちですが、顧みればそれはわずか数十年の間のことでしかありません。戦後の荒廃の中で先人が立ち上がり、尊い努力を積み重ねて今の日本を経済大国に押し上げたのです。私達はその挑戦を今一度見習い、自立的精神を持って行動し、顔を上げ前へ向かう事を強く意識する必要があると思います。挑戦していくということは平坦な道を進むのではありませんから、当然のように困難に見舞われる事や、限界の壁に悩む事になるでしょう。しかし、それらの障害を正面から乗り切る行動力と精神力が兼ね備わった時にこそ、個人として、また組織として成長のあとが見られるはずです。
まず、手始めに青年経済人である我々JCマンは最も得意とする経済の分野に取り組む必要があると考えます。私達が知恵と経験を基に行動すればまちの活性化に一役買えるに違いありません。そのことは青年会議所運動の土台ともなります。今、経済大国の足もとが揺らいでいると心配されていますが、この困難な時期にこそ、50数年前「経済復興」を大きな目的として運動が始まった青年会議所創設時の姿をだぶらせ、初心に帰り、経済活性に取り組む必要があると考えます。その為にも、やらなければならない事がわかっているのに立ち止まっていたり、目前の困難に対して背を向けたりしていないか今一度私達は自分の足元を見つめ直すべきです。進むことにより生じる失敗を恐れてはいけません。例え失敗してもそれは次に活かす為の重要でかけがえのないステップとなるはずです。自分の思いを信じ、夢を持ち"英知と勇気と情熱"をそれらに添えて夢の現実に立ち向かい、努力する事が何より大切な事だと考えます。そしてその努力こそが私達が忘れかけている「チャレンジスピリット」だと言えるのです。
真のひとづくり
「無知の知」という言葉があります。この言葉の意味は、自らの無知を自覚する事が、真の認識に至る道であるという事です。我々青年会議所メンバーの年代はこの言葉が当てはまるまさに人生において学びの時期にあるといえるのではないでしょうか。「向上心」と「探求心」を持ち、それらの土台に「チャレンジスピリット」を据えて、JC活動を行えば、各メンバー一人一人の人生を豊かにする糧となりそれぞれの人生のよりどころとなろうかと思います。私も入会以来JC活動の中で様々な事を学ばせて頂きましたが、皆さんも伊丹JCで行われる色々な事業や活動を通し、今でしか体得できない貴重なものを感じ取って、人間の幅を広げることに役立てて頂きたいと切に思います。それらが出来るのがJCでありこの団体の意義ある所だと硬く信じるところです。
国の政策を地方が遂行してきたという「中央集権システム」の時代であった現在まで、日本国中特色がなく画一的なまちづくりが行われてきたように思われます。しかしこれからはそれぞれの地域に住む人々が、自分達の住むまちの事を考え、それぞれの特性に合った個性あるまちづくりをしていかねばならない「地方分権」の時代に変わろうとしています。この事は地域が自由を得たように思われますが、自分達の意見や行動がまちづくりに反映されやすくなる一方で、自己責任をも問われる「甘え」の許されない状況になったことを認識する必要に迫られます。それを理解した上で我々は市民と共にまちの特性を理解し、そして将来あるべき姿を描いて公共性を念頭に置いた責任ある行動をしていかななければなりません。鑑みるに今後のJC運動は、JCメンバーの枠にとどまらず住民を"社会起業家"として育て連係し、共に行動していけるよう志すべきなのです。その様な市民を出現させることこそが「真のひとづくり」と言えるのではないでしょうか。我々の行動が住民の方々に伝わり大きな輪となることが出来ればさらなる運動が起こり、今後の地方分権下でも活力あるまちを育てる一助になると確信いたします。
変革に向けて
この21世紀は「変革の世紀」といわれています。政治・経済・教育等、各分野で永年続けられて来たシステムが近年の時代の変化に対応出来なくなった事が変革を必要としている土台となっているように思います。
では、いったい変革とは何でしょうか。一見、何か新しい事を始めるのがそうだと思われますが、テレビゲームの様にボタンひとつでリセットを行い、再びゼロからスタートする事は過去の総てを否定することになり決して変革へとは繋がらないと思います。
今があるのは過去があるからです。その過去を検証し、流れを見ることが必要で、過去から現在への流れ、即ち基本軸が見えれば将来進むべき方向性も自然と見えて来るのだと思います。それに合ったシステムを構築し、進むことで変革への道が導かれるのです。未来に対して悲観してばかりでは何も変わりません。私達の次世代が安心できる社会を築く為にも我々が変革を起こし、より良い状態でバトンタッチすることが今を生きる私達の使命だと思います。変革は待っていても起こりません。私達自身が起こすのです。現状に疑問を持ち、それが「夢」を育みその夢に向かって「チャレンジスピリット」を持って「挑戦」すれば必ず何かが変わり、未来を切り開く事でしょう。我々青年会議所が「リードオフマン」となり、混沌たる現状を「ブレイクスルー」しようではありませんか。
最後に、第40代理事長として重責を果たすべく、一年間精一杯職務を全うする所存でございます。また、各事業を通して社団法人伊丹青年会議所の存在感をアピールする年とすべく、メンバー一同取り組んで参りたいと思います。先輩諸兄の皆様、各方面の皆様の今までと変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
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